校歌 

熊毛南高等学校校歌


        作詞 森山右一

        作曲 信時 潔


 万葉の波熊毛浦

 遣唐の客潮分けし

 史上の声は遠けれど 

 今海音の秘に参ず


 孤雲悠々平陵の 

 空にうかぶを望みしや

 知は大塊のはて窮め 

 理は幻樓を砕き去る


 はるかに思う文化の名 

 藤公独歩の夢うけて

 織らば錦繍筆の文 

 探らば真珠汗の玉


 石城の山の熊樫の 

 その葉をうずに若人よ

 人類愛を地によばん 

 平陵五天のしののめに


山口県立熊毛南高等学校 校歌を聞く(m4aファイル) 



熊毛高等女学校校歌


        作詞 斉藤清衛  

        作曲 細川碧

  

 瀬戸の潮の香もほのか

 野もはるばると咲きにほふ

 花の潔さをほまれとし

 励みいそしむわれらは乙女

 乙女ぞわれら



二 

 北に奇しき石城山

 南に望む周防富士

 自然の恵み限りなく

 倦まずいそしむわれらは乙女

 乙女ぞわれら



 皇国の誉れ憶ひ出の

 束荷の里も遠からず

 尊き婦道を理想とし

 誓い首途すわれらは乙女

 乙女ぞわれら


平生高等女学校校歌


        作詞 満井信太郎

        作曲 長橋熊次郎

一 

 ひむがしの ひいづるくにに

 あれいでし おみなぞわれは

 こころみがき つとめはげみ

 きみとくにとに つくさにざや

 まそかがみ むねにまもらい

 ちりすえじ おとめがともよ

 ひかりあふれ よろこびみつ

 かみのみあらか つくらんともに

 しきしまの やまさくらばな

 ひにはえて うららにほふも

 あかくきよく すがすがしや

 やまとくにがら たたへうたはむ

 こんるりの あきつそらなす

 くおんなれ われらがいのち

 うまずあゆみ たえずすすみ

 かぐのたちばな ともにつまさね

 なぐはしき ひらをのさとに

 ちをしめて そびゆるいらか

 ここぞわぎへ わがまなびや

 とはにはえある たまのふるさと




田布施高等女学校校歌


        作詞 石橋蔵五郎

        作曲 鈴木敏也



 朝に仰ぐ石城山

 姿変はらぬ姫松の

 翠の色を身にしめて

 優しき心培はむ




 夕見さくる瀬戸の海

 永劫に燿ふ高潮に

 若き力の啓示得て

 強けき身をば養はむ




 優しき心強き身に

 籠めていそしむ幾年や

 わが学園の春長く

 理想の花と咲かんかな



上関分校学園歌


        作詞 伊藤健彦

        作曲 田中照道

 皇座の山の春の雲

 海峡結ぶ大橋に

 ここ上関健児らが

 自由と愛と友情の

 高き志を誰か知る

 「独立」の伝統継ぎ行かむ

 おお上関我らが母校

 長島八島祝島

 室津熊毛の若人が

 勤しみ励む三年の

 青春燃えてほとばしる

 闘志と夢を誰か知る

 「勉学」の校風育まむ

 おお上関我らが母校


 きらめく光海の陽に

 希望果てなき朝ぼらけ

 こよなき幸を身に秘めて

 故郷港上関

 船出の意気を誰か知る

 「前進」の精神うち建てむ

 おお上関我らが母校